イベント制作ブログ「遊び図鑑」by企画構成屋・水谷駿介

企画構成屋として、イベントプロデュースしてます。このブログでは、毎月定期開催の「遊びまみれ」で実施予定の参加型イベントの企画書や、そんな「遊びまみれ」のレポート、イベント制作ノウハウをまとめた「イベントの教科書」の3つのコンテンツを主に更新していきます!

幸せの作り方【前編】~二十歳になる僕が出した結論~

いきなり宗教の本みたいなタイトルですみません。

今日はどうしても真面目に、心の底から書きたいことがあるので、

中々また長くなってしまいそうですが、

どうかお付き合いください。

 

 

前からこのブログでも言っていた

「二十祭 SNS12時間FES2017」

についてのことです。

おととい無事に終わりました。

まずは、応援して下さったすべての方々に感謝を申し上げます。

 

では、そろそろ本題に入らせていただきます。

 

 

12時間フェスをやろうとするまで

 

僕が最近思うこと

 

僕は、最近、自分とその友達にしか一切興味がないです。

それ以外は本当にどうでもイイです。

 

はじめしゃちょーが三股してようが、

どっかの誰かに自分が嫌われようが、

本当にどうでもイイです。

 

そんなものに1秒も時間を割きたくないですし、

1ミリも感情を動かしたくないです。

 

それよりもやりたいことがある。

考えたいことがある。

動きたいことがある。

叶えたいことがある。

 

はじめしゃちょーの恋愛事情は1ミリも興味ないし、

自分のTwitterがどっかの誰かによぅて炎上させられるのは、

正直どうでも良いです。

 

別に痛くもかゆくもないです。


ただ、自分と自分の友達のことには死ぬほど頭を悩ませます。

死ぬほど本気になります。

 

友達が落ち込んでいたらなんとか楽しいことをやりたいし、

自分が作るイベントはなんとしてでも成功させたいし。

 

僕は絶対成功したいです。

色んなものをひっくり返したいです。

 

信じている人がいるので。

信頼してくれる人がいるので。

恩返ししたい人がいるので。

 

その人たちのためにも絶対成功出せなければいけないのです。


そして、その上で、僕だけではなく、

僕の友達が成功するところも見たいです。

 

僕も友達も両方失敗するのは絶対に嫌。


でも、僕だけが成功してても意味がない。
友達だけが成功してても羨ましいだけだ。

 

笑い合いたい。
楽しい話をしあいたい。

 

世間に対する悪口とか、

誰かの陰口に時間を割くような人間には絶対になりたくないのです。

 

だから、そのためには、自分もきちんと成功して、

周りも成功させる。

 

それしかないのです。

 

 

 

ゴヤビルエンナーレで感じた幸せへの違和感

時は少しだけさかのぼります。


僕は昨年、新井康陽サンをはじめとする、

名古屋の大須にあるカフェ&バー「TOLAND」のチームと出会いました。

 

その流れで、12月にはそのチームと一緒に、

ビル一棟を使ったアートイベント「ナゴヤビルエンナーレ

なるものを開催させてもらいました。

 

イベントをやってきて四年。
間違いなく自分の中では最大規模のイベント。
蓋を開けてみたら大盛況の大成功。

 

友達からは褒められまくり、天狗になりまくりでした。

大須と地元の瀬戸と大学を往復する日々。

 

12月半ば。

 

大成功で大忙しの最中、ふと、地元に帰る電車でこんなことを思いました。

 

「俺ってこれで幸せなのかな?」

 

「幸せ」ってホント難しいです。

綺麗ごとでもなんでもなく、僕は幸せの所在は

お金や地位とか名誉とかにはないと思っています。

 

自分のやりたいと思ったことをどれだけできるか

 

これこそが幸せではないんでしょうか?

 

ずっとそう思ってきました。

 

特にイベントをやるようになって、4年弱。

 

イベントを作ってるときは、辛くても苦しくても、

とにかく、夢中になっているその1秒1秒が、幸せそのもので、

僕にとってやりたいこと=イベントで人を楽しませるために考えることで。

 

これをやり続けるようになる仕組みがとにかく最優先だと思っていました。

 

だから、「ナゴヤビルエンナーレ」なんて、

僕にとっては願ったり叶ったりの超大チャンス的イベント。

 

だけど、そのイベントの最中に

「俺ってこれで幸せなのかな?」なんて

不思議なことを思ってしまったのです。

 

正直、自分でもその思考回路には驚きました。

 

間違いなく幸せを手に入れている最中なはずなのに。

 

 

僕の幸せに対する結論

12月27日。

約1か月間続いたナゴヤビルエンナーレが無事に終わりました。

 

12月28日。何人かのスタッフと撤収の作業と反省会。

 

全てが終わったこの時にに感じたのは、

ちょっとの安堵と、

大きな達成感でした。

 

一緒にやり遂げたスタッフと会うと、

3か月たった今でもテンションが上がるし、

あの時の思い出話にも花が咲きます。

 

もう、スタッフみんな、家族になっていたのです。

 

それくらい、みんなで大きなことをやり遂げたのです。

 

この時、やっぱり僕は幸せでした。

数週間前に、

「俺ってこれで幸せなのかな?」

なんて疑問が頭の中に浮かんだのなんて

嘘みたいに幸せでした。

 

 

その時、僕が出した「幸せ」への結論はこうです。

 

「やりたいことを、

切な仲間とできれば幸せ」

 

これに尽きると思いました。

 

今思えば、

ゴヤビルエンナーレはとんでもないスピード感で

始まったイベントでした。

 

ビル一棟を使って何千人ものお客様を迎えるイベントを

たった2か月で作らなければいけなかったのです。

 

そして、僕からしたらスタッフの7割が初めまして

 

同じ釜の飯を食ったこともなければ、

一緒に笑ったこともほぼなかったのです。

 

イベントに対する熱意だけが共有されて、

他のもっと人間らしいところを共有できないまま

イベント開催を迎えていました。

 

 

ゴヤビルエンナーレをやり切った今となっては

勿論スタッフみんな仲間です。

 

でも、やり切る前は、とてもじゃないけれど

全く仲間ではなかったです。

 

ただの同僚や、

あまりしゃべらないクラスメイト同然。

 

そりゃ、そんな中では、

幸せに感じることも幸せに感じられない。

いくら幸せがそこにあっても幸せに気が付けない。

 

最後の最後、漸く仲間になったから、

やっと幸せに感じたのです。

 

想いが通じ合う仲間がいて、

そのうえでやり遂げて、初めて幸せ。

 

僕の中で一個の結論がでました。

 

大切な仲間を作るため、仲間と成功するために

 

そういえば、僕の大好きなバンド

AquaTimezは、歌詞でこんなことを言っていました。

 

桜が咲くことが 幸せなことではないのです。

また春が来たねと 言い合えることこそが幸せなのです。

さくら道/AquaTimez

 

 

 

だから、次は、

来年(2017年)は、

仲間を作るために動こう。

 

地位とか名誉とかお金とか

そして、自分だけの幸せとか

そういったものに騙されるんじゃなくて、

仲間を作って、

仲間とのきずなを深めて、

仲間と笑おう。

 

仲間がいない場所で、

仲間ではない状態で、

仲間になれない環境で、

 

なにをやっても楽しいわけがない。

 

そう心に誓いました。

 

 

 

それを本気でやれば、

後からお金や地位や名誉なんて

そして、自分の幸せも

いくらでもついてくるんじゃないか。

 

そう信じてみることにしました。

 

これが、前々回このブログに書いた、

12時間フェス開催のきっかけに繋がるお話です。

 

前々回の記事はコチラ。

まだ読んでない方はまぁまぁ長いですが、この流れで読んでください!

mizushunsuke.hatenablog.jp

 

12時間フェス始動

 

決意の朝に

 

2017年1月1日。深夜。

 

僕の実家に高校の時の同級生である、

坂くんが泊まりにきました。

 

半年ぶりくらいにあったので話はつもりにつもりました、

 

僕はついこの前終わったばかりのナゴヤビルエンナーレの話を。

坂くんは今通う学校の話を。

 

一通り話し終わるころには、完全に明け方。

 

坂くんがぼそっと言った一言がありました。

 

「なんか最近楽しいコトがあまりないから、楽しいコトしたい」

 

この一言が僕の身体に完全に火をつけました。

 

僕は運動はできません。

手先も不器用です。

優しくもありません。

 

でも、楽しいコトならだれよりもやってきた気がします。

だれよりも、僕は遊んでここまで生きてきた。

 

 

そして、先ほども言いましたが、

僕は、僕と友達のことがとってもとっても大事で、

僕にできることがあれば、なんでもしたいのです。

 

これは、なにかやるしかありません。

 

ふと壁に飾ってある写真が僕の目に飛び込んできました。

 

f:id:mizushunsuke:20170328164345j:plain

 

僕らが高校生の時におこなった

12時間ツイキャスをひたすらし続けるだけのイベントの

最後に取った集合写真。

SNS12時間キャス2015」

 

幸せなら確かにそこにあった。|シュンスケ|note

 

このイベント、高校の友達とずーっと遊び続けるだけなのですが、

最後にはなぜかみんな感動して、

いつまでもいつまでも大切な思い出として

胸に刻まれているのです。

 

もう僕は無意識に坂くんに対して言葉を発していました。

 

「もう一回これやろーぜ」

 

そういえば、2年前、坂くんはその時その場所にいなかったのです。

彼の所属するラグビー部が忙しすぎてまったく参加する余地なしだったのです。

「いいなぁ」と言われていたことを思い出しました、

 

もうこれはもう一度やり直すしかないです。

 

12時間キャスからフェスへ

 

名称を「SNS12時間キャス」から「SNS12時間フェス」に変えました。

 

細かくて、本当にどうでも良いことなのですが、

自分の気持ち的な問題っす。

 

2年前は、12時間ツイキャスをやることに意味があって、

その挑戦にドキドキワクワクしてた。

 

おかげで、かなりの人数に見てもらえた。

 

でも、2年たってまた同じことやるわけにはいかないし、

それじゃあつまんない。

 

ちょうど僕は、仲間を増やしたい、

仲間との絆を深めたい、

果ては、コミュニティを作りたい

 

mizushunsuke.hatenablog.jp

 

という結論だったので、

 

一応、誰でも気軽に体感できるようにツイキャスの生配信は

残しましたが、

ツイキャスよりも、生で目の前に現場にいてくれる人を

なによりもかによりも大切にしようということで、

 

キャスからフェスへ。

 

12時間限り。

 

二十歳のみんなと仲良くなるためだけの、お祭りです。

そして、あわよくば、僕らの未来につなげたい。

そんな思いと共についに準備がスタートしました。

 

仲間集めの日々

まずは、仲間集めは身内固め。

普段からよく遊ぶ高校時代の仲間に

ひたすら、前々回の記事みたいな話をしていきました。

 

意外にも理解を示してくれる仲間たち。

めちゃめちゃうれしかったです。

 

たぶん、

「よくわかんねーけどアイツが言うなら」

的な感じで重い腰を上げてくれた人もいるはずで。

 

本当に本当に有難いコトですし、

これからもキチンと成功させていかないとなと思いました。

本当にいつもありがとうございます。

 

ただ、高校の仲間だけでは、

コミュニティを作るも、コミュニティの壁を壊すも

何もできません。

 

だから、兎に角他の畑の人を呼び込まなきゃいけないのです。

 

もう、会う人会う人にこの話をしました。

 

普段よく合う大学の友達にも。

中々会わない幼馴染にも。

 

とにかく会う機会、話す時間を作って

ひたすら、顔を見て話しました。

 

すると、何人かの人は賛同してくれて、

協力してくれることに。

 

やっぱり、1対1で、

しっかりと話し込むって大事。

 

1対大衆で楽なんかしちゃいけない。

そんなんで想いなんか届くわけない。

 

そんな当たり前のことを再び痛感させられました。

 

そしたら、うれしいコトに、

かなり僕の思いをくみ取ってくれた友達たちが、

さらにその友達を誘ってくれることに。

 

これ!これをしたかった!

まさにコミュニティの壁を越えて、

新たなチームを作る行為。

 

その結果、半分くらいは当日初対面の人に。

 

うれしすぎた。

 

あ、でも、僕と初対面の人には、

一切僕の深い想いは伝えないでおいてもらうことにしました。

 

どこの馬の骨ともわからねーやつが

「コミュニティが大事でそれを作りたいんだ」

っていったって、

怪しすぎます。

 

いきなり玄関口にきてツボ売るやつと一緒。

 

まずは、行動。結果。体感。

そのうえで、漸く理解できることが沢山ある。

 

だから、僕の想いは全て終わってから、

全員に伝えることに決めました。

 

いつの間にやら、参加人数は

30人を超える大所帯に。

 

バーベキューのような共同作業が

人と人とが仲良くなる

最短の近道だと思うので、

12時間フェスの内容決めも完全にみんなで。

 

皆からやりたいことを聞いて、

皆で投票して、

皆で決めていく。

 

徐々に具体的な準備をしていくこの感じは、

もう遠い昔に感じる高校時代の文化祭のよう。

 

とんでもない奇跡が、

めっちゃきれいな青春が、

その先に待っている気がしました。

 

 

 後編へ続く

 

 

ここまで真面目に書いてまだ当日の話に行かねーんかい!

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