イベント制作ブログ「遊び図鑑」by企画構成屋・水谷駿介

企画構成屋として、イベントプロデュースしてます。このブログでは、毎月定期開催の「遊びまみれ」で実施予定の参加型イベントの企画書や、そんな「遊びまみれ」のレポート、イベント制作ノウハウをまとめた「イベントの教科書」の3つのコンテンツを主に更新していきます!

お客様満足度の高いイベントはとにかくBGMにこだわっている【イベントの教科書#1】

中3からイベント制作を始めて、

かれこれ7年目の大学生水谷駿介です。

 

「企画構成屋」として、イベントの台本制作・プロデュースを行ったり、

「遊びまみれ」という毎月開催の定期参加型イベントを主催したりしてます。

 

そんな僕が、これまで7年間、計100本以上のイベントを主催してきて、

学んだことを、僭越ながら書き綴らせていただくのが、この「イベントの教科書」です。

 

普段は、こちらのブログではダイジェスト版をお届けして、

全文は「遊びまみれVIPラウンジ」というFacebook非公開グループで掲載予定なのですが、

 

今回は初回という事で、

「こんな感じで書いていきます!」って紹介の意味も込めて、

全文こちらに掲載させていただきます!!!

 

 

はじめに

今日から何回かに渡って、僕のイベントの作り方を綴っていこうと思います!

 

これを読んでいる人の中で、もしイベントを作る機会がある人がいるならば、

少しでも参考になればいいなぁなんて思いで書いてくつもりです!

 

というか、目指すは、このシリーズを読んでたら、

いつの間にか「イベント戦闘力」上がってたっていう感じです!

 

「イベント戦闘力」ってなんだよって話ですけどね。

ここで、ベジータだの、サイヤ人だの、

何かしらのドラゴンボールたとえ話でも

入れたいところですが、いかんせんアニメに対する知識が皆無なもので、

完全にスルーします。

オラにアニメ知識を分けてくれ。すみません。

 

あと、とくに、このシリーズ、

全何話完結!とか決まってるわけではありません。

 

イベントを始めて7年。

日々学びがあって、日々成長してる(気が)しますし、

 

イベント制作をやめる気は、今のところないので、

イベントを続ける限りアップデートされていく

イベントの作り方をどんどん書き溜めていこうと思います。

 

 

事務面だけではなく、お客さんの満足度を上げるための会議をせよ

ということで、1回目の今回は、

イベント中の音楽へのこだわりを書いていこうと思います。

 

今からさかのぼること7年前になりますが、

僕が初めてイベントを作ったのは、

キングコングにしのあきひろ絵本原画展inNagoYa」というものでした。

 

当時はまだ中学3年生。

 

イベントどころか人との接し方すらわからないまま、

ひょんなTwitterでのつぶやきから、

あれよあれよという間に、

お笑いコンビ・キングコング西野亮廣」さんのイベントの主催者になっていました。

 

当時の僕はマジで今以上にポンコツでして、

初めての打ち合わせ(参加者は初対面の女性の大人ばっか)に1時間遅刻しました。

死にたかったです。

 

かっこつけて「今以上にポンコツで」とかいいましたが、

いまだに遅刻癖は1mmも治る兆しがなかったです。

ついこの前の「遊びまみれ」の打ち合わせも2時間遅刻してました。

今後に期待です。

 

まぁとにかく、

普通以下の中学生がイベントの主催者になったので、

もう、すべてが学びでした。

 

だから、正直、僕のイベントに対する知識のベースとなるのは、

全て「にしのあきひろ絵本原画展」から得たものです。

 

キンコン西野さんから教わったことを土台に、

その後、いろんなイベントをやっていくうえで知識が付け足された感じです。

 

そんな「にしのあきひろ絵本原画展」で、一番、西野さんに注意されたことがあります。

 

クソ生意気中学生が主催しているイベントなので、

いろんなことを注意(アドバイス)されたのですが、

その中でも一番強く言われたのが、

今回のテーマである「音楽(BGM)」についてでした。

 

※ほかに注意されたことはまた回を追うごとに書き綴りますね。

 

あ、「注意された」って言うてますけど、ほんと優しくですからね。

優しく教えてくれたって感じです。西野さんには感謝しかない。誤解なきよう。

 

で、話を戻しますと、

当時、「にしのあきひろ絵本原画展」を作るのに、

半年間打ち合わせをしてました。

 

今思うと、

「すんげぇ時間かけて一個のイベント作ってたんだな」

ってちょっと引く。

 

ただ、打ち合わせる内容は?といえば・・・

 

「どうやってお客さん呼ぶ?」

「どこにどう絵を設置する?」

「だれがどの係担当する?」

「予算大丈夫?」

「西野さんって当日どんな動きするのかな?」

「吉本にこれ確認してもよいかな?」

 

といった具合で、ほとんどが事務的なもの。

 

お客さんの満足度に直接関係ある、

装飾だとか、音楽だとか、客導線だとかの話はほぼしていませんでした。

 

その過去の反省から、今では、何よりも

「お客さんの満足度」につながることを重視して作ってます。

 

いわゆる「内容面」ですね。

 

まぁ、その結果、経費などの「事務面」に手が付かな過ぎて、

大赤字になったことも多々ありますが・・・。

 

とにかく、最初のにしのあきひろ絵本原画展の時は、

音楽とかにこだわる余裕とか意識とかなかった。

 

ほんと、開催直前の打ち合わせで、

僕と、もう1人のスタッフがそれぞれ好きな曲を集めて、

BGM用にCDに焼くことを決めたくらい。

 

今思えば、個展の世界観にもう少し適合した音楽を選べばよかったなって思います。

僕が流したのはゴリゴリのJ-POP。

 

個展の絵本は完全なファンタジー

 

これでは、お客さんが絵本の世界に没入することはできません。

 

だって完全に、BGMが有線から流れてきたみたいな感じなんだもん。

昔ながらの床屋みたいでした。

 

 

やっぱり、

自分のエゴじゃなくて、イベントの世界観にあったBGMを選曲する。

 

これ、めっちゃ大事。

 

この簡単な一手間で、イベント全体を包み込む雰囲気がぜんっぜん違う。

 

 

イベントBGMの選曲の仕方

そんなわけで、もしこれを読んでいる人がイベント開くときは、

絶対に音楽(BGM)にはこだわってほしいです。

 

ただし、

西野さんの個展みたいに、イベントの世界観がバチーンって決まっていれば、

その世界観に合うBGMを探せば良いだけなんだけど、

なかなかそんな「世界観世界観」したイベントばかりではないですよね。

 

そんな、世界観が特にないイベントの時の選曲は、

とにかく、会場の雰囲気に合わせてみましょう。

 

ライブハウスなら、洋楽・ロック系

野外なら、アイリッシュ系。

和室なら、和楽器系。

会議室なら、クラシック系。

 

普段、その場に流れていても違和感がなさそうな曲をセレクトしましょう。

 

あと、世界観があるイベント・・・

例えば、「旅」をテーマにしたイベントとか、

僕の最初のイベントように何かの「個展」だったりとかであれば、

 

そのテーマと、会場の雰囲気の中間点をとるのがおすすめです。

 

ライブハウスで旅系のイベントをするなら、

ロックで民族音楽っぽい曲を、

 

会議室でお笑いライブをするなら、

明るめのクラシックorオーケストラ調の音楽を流すが吉です。

 

さて、こんなにも調子乗って、

どうやってBGMを選曲したらいいかを書き綴りましたが、

実は、この選曲に関しては、

当時、西野さんに全く注意されなかったんです。

 

なんかすみません。

 

 

イベントBGMで一番気を付けるべきは・・・

実際に注意されたのは、

選曲がダサいってことではなく、

「BGMが止まったこと」でした。

 

正直、言い訳をすると、

僕らスタッフはお客さんの対応に追われて、

音楽のことなんて頭の片隅にもなかったです。

 

音楽が止まったことにまったく気が付いていなかった。

 

ただ、西野さんは違いました。

次から次へと襲うサインの行列に対応しながら、

西野さんは、音楽が止まっていることに気が付きました。

 

絶対、僕らスタッフよりもバタバタ・ガヤガヤしてたはずなのに。

 

すごくないですか?

 

この気配り力。

 

でも、イベントをやる上で、

お客さんからお金と時間をもらう上で、

その気配り力は必要不可欠。

 

お客さんがいる前では、絶対にBGMは止めてはいけない。

 

無音状態のイベントなんてありえない。

 

そんなことを西野さんの注意から学びました。

 

当たり前なように見えて、

これ、やってみると案外難しいんですよ。

 

準備がバタついて、

開場時間になってお客さんが来始めているのに、

BGMを再生しそびれたり、

 

本編のはざまに休憩タイムや転換の時間があって、

本編中はBGMを切る関係で、

休憩・転換時に音を再生しなおすのを忘れたり、

 

早く片づけたいからといって、

お客さんがまだ会場に残っているのに、

音響機材を片付けてBGMをなくしたり。

 

こういうイベント思ったより結構あります。

 

音楽があるかないか・どんな曲を流すかは、

お客さんの気持ちを左右する重要な部分です。

 

満足度が低いイベントは、

間違いなく音楽で手を抜いてます。

 

どんなイベントであれ、絶対に音楽にはこだわったほうがいいです。

 

そんな思いが、僕の中にあふれんばかりにあるので、

正直、イベントの音楽に関して、まだまだまだまだ書きたいことが沢山あります。

 

・出囃子・終演時の選曲&流すタイミングについて

・効果音について 

・音楽を流すボリュームについて

 

あたりは、次回以降書いていこうと思います!

 

次回以降は、

ダイジェストをこちらのブログでお届けして、

全文は、「遊びまみれV.I.Pラウンジ」の方でのみ公開する予定です!

 

「遊びまみれV.I.Pラウンジ」とは、

毎月最後の木金土日に名古屋大須で開催される参加型イベント

「遊びまみれ」の通し券(月3000円)を購入してくれた方のみが

入れる「Facebook非公開グループ」です。

 

イベントに参加できない方も、通し券購入は可能ですので、

ぜひ、V.I.Pラウンジに参加していただけると有難いです!!!

 

asobi-mamire.jimdofree.com

 

何卒、応援よろしくお願いいたします!